地道な対応が信頼を積み重ねていく
入社以来、フードインダストリー営業部で、主に食品関係の企業や物流倉庫のユーザー企業を対象に包装機などの営業をしています。初めての成約は、研修が終了して正式に配属された約1ヵ月後、飛込訪問でお邪魔した食品工場でした。購入金額は数万円でしたが、ずっしりと重みを感じましたね。お客様は私に知識と経験がない代わりに、若さと勢いを買ってくださったのでしょう。しかしそれだけでは通用しなくなった今、営業でもっとも大切なことは、とにかく真面目でいることだと思います。“良い営業”とは、上手なおしゃべりや空気を読む能力だと、思っている人は多いはずです。私もかつてそうでした。しかし現場で過ごして何より大切だと感じたのは愚直な努力。お客様のことを第一に考え、扱う金額の大小に係わらず、細かい問い合わせへの回答でもお客様の不安を取り除いていくことが信頼に繋がるんです。
営業こそチームワークが求められる
お客様へTERAOKAの製品をお勧めする場合、「こうすれば省力化・自動化できます」と提案するのですが、時に「部外者に気安く言われても」と、マイナスな反応を示されることもあります。そんな時はお客様を展示会に案内し、イメージを具体化するお手伝いをします。値の張る大きな機械であるほど、簡単には購入できませんからね。そしてお客様が納得し、いざ話が動いたら──ここからはチームワークです。何社も競合が入った場合の駆け引き、値段交渉、お客様の来社スケジュール調整など、私1人では対応しきれない事柄も出てくるので、上司や本社の担当部署も交えて動くことになります。ごく最近も食品工場にハムやソーセージを真空包装する大きな機械を納品したのですが、素晴らしい連携プレーで、スピーディに動けたのが成約の決め手になりました。周囲と一つの目標に向かって一つずつ課題をクリアしていく達成感は、営業の醍醐味だと思っています。
先輩から学生の皆さんへメッセージ
分からないことを積極的に訊いてくれる、物怖じをしない人を歓迎します。空気を読むのが苦手でもいいんです。自分のやりたいことに素直な人の方が周りも手助けがしやすいですから。一緒に働きましょう!