多様な商品の量り売りで、SDGsに貢献。革新的モーションセンサー「e.Sense」を販売開始
~量り売りで、フードロス・使い捨ての容器ごみを削減し、SDGsに貢献~
モーションセンサー「e.Sense」は、当社がSDGsへの取り組みとして海外で展開している最新ソリューションで、500円硬貨サイズのセンサーです。既にヨーロッパでは2019年から販売しており、量り売りが買い物文化として根付いている海外では特に注目度の高い製品です。ナッツ、ドライフルーツ、クッキー、シリアル、はちみつ、地ビールまで様々な商品の量り売りのセルフ販売を可能にします。
欧米では、昨今の海洋プラスティックごみ問題を契機に小売りチェーンが食品メーカーと組んで、“Unpacked campaign”(バラ売り運動) の展開を始め、バラ売り対象商品が急速に拡大しています。その一方、セルフによるバラ売りには、商品のg単価が異なることから、安いg単価の価格で高いg単価の商品を購入する不正購入の他、お客様が商品を選び間違うこともあります。当社は長年培ってきた対面販売のテクノロジーを応用して、お客様が商品を購入する動作を「e.Sense」が検知し、購入する商品のPLU※1を最寄りのセルフサービススケールに正確に送信することで、当該スケールにはお客様が購入する商品ボタンが表示されるように開発したので、お客様が商品を選び間違うことなく簡単に購入できます。
■自宅からの容器を持ち込んでも、容易に量り売り購入が可能に欧米のエコ意識が高い消費者間では、使い捨て容器の使用をやめて、自宅から容器を持ち込んで購入する“BYOC (Bring Your Own Container)”活動が加速しています。しかし、セルフの量り売りでは、自宅から容器を持ち込むと風袋引きの操作が煩雑という問題がありました。そこで、当社はRFID※2技術を用い、自分の容器をセルフサービススケールに事前登録ができるように開発し、どのような容器を持参しても容易に量り売り購入が可能となるオプションを提供します。欧米に加え、今後の日本においても、“BYOC”活動をサポートします。
■「e.Sense」に対応するセルフサービススケール「SM-6000SSR」、「SM-6000SSP」も同時に販売開始今回、「e.Sense」に対応するセルフサービススケール「SM-6000SSR」、「SM-6000SSP」も 6月1日 (月) から販売を開始いたします。「SM6000」シリーズは、海外で先行販売されているグローバルモデルです。日本市場ではセルフサービスタイプ「SM-6000SSR」、「SM-6000SSP」から販売となります。「SM-6000SSR」、「SM-6000SSP」は、お客様が自ら計量・値付を行うため、スムーズなセルフ操作ができるように、音声案内、画面展開でサポートします。また、視認しやすいように洗練された画面表示も特長です。「e.Sense」とともに、店舗でのストレスフリーなセルフの量り売り販売を推進します。
昨今、日本の食品流通業界においても、「必要な分だけ購入する」「容器を持参して購入する」など、フードロスや容器持参による使い捨てのごみの削減につながる量り売りが、エコ活動の一環として注目を集めています。寺岡精工は、当社の技術開発によって創出されるソリューション・製品が社会・環境への高い貢献となることを認識し、今後も持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいります。
※1. Price Look Upの略 POSシステムにおいて、バーコードに記録されたJANなどの商品コードを読み取ること
※2. Radio Frequency Identificationの略 電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムのこと
■「e.Sense」の操作方法
操作ステップを動画でチェック (英語)
- 製品名:「e.Sense」
販売地域: 全国
外形寸法: Φ30×12mm/重量: 12g - 製品名:「SM-6000SSR」、「SM-6000SSP」
販売地域: 全国
外形寸法: SSR: W585mm X D285mm X H710mm/ 重量:15.6㎏
外形寸法: SSP: W365mm X D470mm X H755mm/ 重量:14.9㎏
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