デジアイズ 岩手工場、新工場が竣工 POSシステムの生産能力が2倍に増強
デジアイズは、TERAOKAグループの国内最重要生産拠点として、POSシステムや各種計量器、包装機、値付機などの製造を行っており、国内をはじめ世界中に製品を製造・出荷しています。
この度、総敷地面積約20,000㎡の広大な土地に「南西工場」と「南工場」を新たに建設しました。どちらも場内に「中柱が全くない」特殊工法となっており、生産形態に合わせて柔軟にレイアウトを変更できる他、物の移動を安全かつ効率的に行うことができ、組立からDirect Store Delivery(ダイレクト ストア デリバリー方式:以下DSD)までの製造工程が効率化され、さらにスピーディーに製品を供給することが可能となりました。
DSDとは、組み立てや配線、データ入力やプログラムインストールなど全てのセッティングを工場で完了させ、直接お客様にお届けするTERAOKA独自のシステムです。DSDの推進により、これまで2回必要だったトラック輸送が1回で済むようになり、輸送による環境負荷も軽減。納品時の設置作業時間も大幅に削減されて、お客様満足度の向上にも寄与しています。現在、TERAOKAのPOSシステムの95%はDSDでお届けしています。
POS工場である「南西工場」の面積は約4,400㎡で、これまでのPOS工場の1.5倍の広さとなり、POSシステム生産能力を2倍に増強しました。「南工場」は、過去最大規模の総面積約5,000㎡で、工場と倉庫の機能を併せ持つハイブリット工場であり、短期プロジェクトや増産のための組立スペースを確保しつつ、物の管理と供給をより効率的に行うことが可能です。
そして、Zero Emission(ゼロ エミッション/排出ゼロ)にも注力しています。「Pallet Delivery(パレットデリバリー方式:以下PD)」による包装材の削減は、DSDと同時に開発された新しい輸送形態の仕組みです。POSシステムなどの大型製品の輸送のために、製品ごとに専用の輸送用パレットを設計し、包装材を使わない輸送を行います。 さらに2020年からは、中・小型製品を段ボールや発泡スチロールではなくリユース可能な専用パッドで包む「梱包レス」に取り組んでいます。このPD・梱包レスによって包装材の廃棄物を大きく削減。現場での梱包・開梱作業も少なくなり、業務改善にもつながっています。
操業開始 |
1972年11月(寺岡精工所 岩手工場より独立) |
敷地面積 |
約100,000㎡ |
延床面積 |
約38,500㎡ |
主な製造品目 |
POSシステム・包装機・値付機・各種計量器 |
■ 株式会社デジアイズHP URL:https://www.teraokaseiko.com/jp/digi-is/