業務用ラベルプリンターを製造現場に導入することで期待できる効果とは
製造・物流現場においてもトレーサビリティの重要性は日に日に高まり、製品管理を担う業務用ラベルプリンターの見直しに迫られている方も多いと思います。
機種の選定にあたっては、まず現在販売されているラベルプリンターの特徴をある程度把握することから始めましょう。
そこで本記事では、業務用ラベルプリンターの選定基準と最新機能3点をご紹介します。
ぜひ、業務用ラベルプリンターを選ぶ際の参考にしてください。
目次
業務用ラベルプリンターの3つの選定基準
まずは業務用ラベルプリンターを選定する上で押さえておきたい3つの選定基準をご紹介していきます。
発生コスト
ラベルプリンター本体やオプション価格などのイニシャルコスト(導入費用)は重要な選定基準の1つです。
また、見落とされがちですが、ラベル価格などのランニングコスト(維持費用)についても考えておく必要があります。
イニシャルコストだけではなく、日々消耗するラベルなどのランニングコストも加味した上で、最適なラベルプリンターを選びましょう。
ラベル発行形式
ラベルの発行形式はオートカッター・巻き取り・剥離などがあります。
運用方法(事前発行or即時発行)や貼付対象物に合わせて最適なラベルプリンターを選びましょう。
印字可能なバーコード種類・ラベルサイズ
バーコードの種類はJAN・CODE39・2次元コードなどがあります。
納品先の要望に合わせて必要なバーコード種類を印字できるラベルプリンターを選ぶ必要があります。
また、貼付対象物の大きさにより最適なラベルサイズも異なります。
最適なラベルサイズで、必要なバーコード種類を印字できるラベルプリンターを選びましょう。
業務用ラベルプリンターの3つの最新機能
以上を踏まえた上で、さらに弊社の主要製品における業務用ラベルプリンターの最新機能と、その機能により製造・物流現場で期待できる効果をご紹介します。
印字欠けなどのミス・誤入力の防止機能
印字検証機能
機器がラベルの印字を自動検証し、印字欠けなどの目視での確認が難しいミスを防止します。
(対応機種「GP-7000αVerify 」)
「安心・信頼」ラベル発行機能
「製造年月日」「賞味期限」「内容量」「ロットナンバー」などの項目の入力内容の誤りを防止する機能です。
あらかじめ各印字項目に対し設定した比較条件に基づき、入力内容の誤りをメッセージと音でお知らせします。
(対応機種「GP-2000αR」「GP-6000α」)
製造、物流現場で期待できる効果
印字確認精度の均一化
機器が確認するため、その精度は均一化されます。印字確認作業の属人化が解消され、人的ミスも削減できます。
目視確認コストの削減
原則、確認作業は機器で完結します。目視の確認が不要になるため、ラベル確認作業のための人件費が削減できます。
ライナーレスラベル発行機能
台紙のないラベル(ライナーレスラベル)が発行可能な機能です。
(対応機種「GP-2000αLL+」「GP-6000αLL+」)
製造、物流現場で期待できる効果
資源の無駄を削減
台紙ゴミが出ないため、資源の無駄を削減できます。環境へ配慮した機能です。
作業の無駄を削減
1ロールあたりのラベル量がアップするため、ラベル交換頻度が低減します。また、台紙を剥がす手間も削減できます。
他機器との連携による自動化
業務用ラベルプリンターと出荷作業に関連する機器との連携例をご紹介いたします。
連携例
自動ラベリング機器との連携
荷物にラベルを自動で貼り付ける専用機器とラベルプリンターの連携によりラベリング作業を自動化します。
ラベリング機器がプリンターと一体化しているタイプと、プリンターと連携するタイプがあります。
また、自動ラベリング機器はラベルの貼り付け位置に応じて上面貼り、側面貼りタイプも展開しています。
(対応機種「GPL-100 」)
自動ラベリング機器・自動採寸計量器との連携
前述の自動ラベリング機器に加えて、自動採寸計量器とラベルプリンターの連携により、採寸計量からラベリング作業まで自動化します。
自動採寸計量器で測定した荷物の大きさ・高さ・傾き・通過位置のデータを基に自動でラベルが貼り付けられます。
(対応機種「Auto Labeler+SMART QBING」)
製造、物流現場で期待できる効果
出荷作業全般の効率化
梱包物の採寸計量からバーコードの読み取り、ラベル発行、貼り付け、仕分けまでを一貫して自動化できるため、出荷作業全般の大幅な効率化、省力化が実現できます。
各作業の属人化や人的なミスの解消、作業フローに応じて必要としていた人員の確保と人件費の課題解決にも繋がります。
現場の課題に応じた業務用ラベルプリンター選びをしましょう
弊社の主要製品に基づき、現在の業務用ラベルプリンターの最新機能と期待できる効果を解説しました。
すべて製造、物流現場で抱えている課題の解決が期待できる機能です。
現場の課題を改めて整理し、「課題に応じた機能を有しているか」もひとつの基準として機種選定に臨まれてはいかがでしょうか。
ラベルプリンターを活用した業務改善
業務用ラベルプリンターの選定基準と最新機能をご紹介しました。 業務改善のためのヒントは得られましたでしょうか。
ラベリング作業にお悩みの方は、ぜひラベルプリンターの導入をご検討ください。
寺岡精工は、最新機能を搭載し、さまざまなシーンで活躍するラベルプリンターをご提供しております。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
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